お知らせ: 情報セキュリティ研究センターは、2012年4月1日にセキュアシステム研究部門 (2015-03-31 終了) に改組されました。
2015年4月1日現在、一部の研究は情報技術研究部門に継承されています。

イベント情報
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第2回 暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ

2nd workshop on interaction between CRyptography, Information Security and MATHematics (CRISMATH-2)

日時:2010年12月27日(月)10:40-18:00
場所:東京大学 数理科学研究科棟 大講義室
(京王井の頭線 駒場東大前駅 東口 徒歩3分)
交通アクセス(@東京大学のサイト)
費用:無料
参加お申し込み方法:お名前、ご所属、ご身分(例:教授、研究員、大学院生)、ご連絡先(e-mail等)をご記載の上、件名を「暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ」として、担当者宛にお送りください。ショートプレゼンテーションセッションでのご発表をご希望の方は、下記のセッションご案内をご参照ください。
お送りいただきました個人情報は、個人情報保護関連法および当研究所ガイドラインに従い、責任をもって管理し、あらかじめご本人の承諾なしに第三者(業務委託先を除く)に提供することはありません。
なお、当日会場での参加お申し込みも可能ですが、参加者規模の把握のため、事前の参加お申し込みにご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ:産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 縫田
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル10F 1003号室
Tel : 03-5298-4722 Fax : 03-5298-4522

本ワークショップの開催趣旨

 近年、暗号をはじめとする情報セキュリティ分野においては従来よりも専門的な数学の知見に基づく様々な研究が進められており、一方数学分野においては周辺分野との研究連携を推進する機運が高まっております。本ワークショップは、これら二つの分野の研究者・学生の方々が研究的交流を行う場を提供し、両分野にわたる研究連携を推進することを目的としております。
 本ワークショップの前半では、暗号及び情報セキュリティ分野の第一線で活躍されている研究者の方から、主に数学分野の方向けにいくつかの研究トピックを講義形式で紹介していただきます。
 本ワークショップの後半には、参加者の皆様(希望者のみ)による、1件当たり数分から20分程度のショートプレゼンテーションのコーナーをご用意しております。日頃接する機会の少ない異分野の方々との議論を通じて知見を深めていただいたり、新たな共同研究のきっかけとしていただくことができましたら嬉しく思います。暗号・情報セキュリティ分野の方も数学分野の方も、積極的なご参加をお待ちしております。

プログラム

10:10開場
10:40-10:50ご挨拶とワークショップ主旨紹介
10:50-11:50「素因数分解と暗号解読」 (アブストラクト発表スライド←公開終了しました)
伊豆 哲也 (富士通研究所 セキュアコンピューティング研究部)
13:00-14:00「センサーネットワークのトポロジー」
荒井 迅 (北海道大学 創成科学共同研究機構/JST さきがけ)
14:30-15:30「さまざまな不確定性関係と量子暗号 ― アルゴリズム的情報理論からのアプローチ ― 」
宮寺 隆之 (産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター)
16:00-18:00ショートプレゼンテーションセッション

アブストラクト

「素因数分解と暗号解読」
公開鍵暗号の標準であるRSA暗号の解読の難しさは、巨大な合成数の素因数分解の難しさと直結している。本講演では、さまざまな素因数分解アルゴリズムのうち、計算効率に優れている楕円曲線法と篩法の概要を、数値例を交えて紹介する。また近年の素因数分解の新しい流れとして、補助入力を許容した(オラクルを利用した)素因数分解アルゴリズムのいくつかを紹介する。具体的には Heninger-Shacham (CRYPTO 2009), Henecka-May-Meure (CRYPTO 2010), Herrman-May (ASIACRYPT 2008) に触れる予定である。

ショートプレゼンテーションセッション 発表者募集

本ワークショップの大きな目的の一つは、暗号・情報セキュリティと数学という二つの分野の研究者・学生の方々が研究的交流を行う場を提供し、両分野にわたる研究連携を推進することです。両分野間、また両分野の研究者同士の交流と連携を深めるべく、参加者の皆様による自由発表のセッションを設けさせていただきました。暗号・情報セキュリティ分野の方も数学分野の方も、積極的なご参加をお待ちしております。

募集分野研究紹介(ご自身の結果以外も可)、問題提起、情報提供、論文投稿募集、イベント案内、自己紹介、求人情報、その他
原則として、広い意味で暗号・情報セキュリティもしくは数学のいずれかに関連する話題に限らせていただきます(両方の分野に関連する話題であれば最適です)。真面目なご発表から軽い雰囲気のトークまで、幅広く募集いたします。
ご発表時間研究紹介は1件当たり1分〜20分、それ以外は1件当たり1分〜10分
使用可能機器黒板およびプロジェクター(PCをご使用の方はご持参下さい。)
お申し込み方法下記のお申し込みフォームをご利用の上、件名を「(発表申込)暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ」として、担当者宛にお送りください。
お申し込みは当日のセッション開始20分前まで受け付けますが、枠が埋まり次第受付終了とさせていただきますのでご了承ください。また、お申し込み多数の際にはご発表時間のご希望に添えかねる場合がございますのでご了承ください(お申し込みの順に優先とさせていただきます)。

 
**ショートプレゼンテーションセッション 発表お申し込みフォーム**

ご発表者名:
ご発表分野(一つお選びください):
 ・研究紹介 ・問題提起 ・情報提供 ・論文投稿募集
 ・イベント案内 ・自己紹介 ・求人情報 ・その他(    )
タイトル:
ご希望のご発表時間(1分〜10分、研究紹介は1分〜20分):  分
ご連絡先(e-mail等):
その他備考:
 

暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ 実行委員会

  • 縫田 光司(産業技術総合研究所)
  • 阿部 拓郎(京都大学)
  • 前野 俊昭(京都大学)
  • 沼田 泰英(東京大学/JST CREST)
  • 鍛冶 静雄(山口大学)
  • 仲田 研登(稚内北星学園大学)