ソフトウェアセキュリティ研究チーム
セキュリティホールを防止する技術や迅速な被害対応を可能にする技術、また、製品が安全に実装されているかどうかを検証する技術の開発を目的としています。 OSやアプリケーションプログラムのアルゴリズムから実装までのさまざまなレベルにおける技術開発、その他、他の分野の形式的な検証技術を応用することにより、これらの目的を達成します。具体的には、次の項目を目標としています。
- テキスト・画像・音声の送受信のための安全性が数学的に保証されたプロトコルの提案・実現。
- プログラムのソースコードを理論に基づく方法により解析し、安全性を脅かす、あるいは機密の漏えいを許す可能性のある部分を発見する手法の研究開発。
- システムの安全性を脅かすことがなく、かつ実行効率の良いコードを生成するコンパイラや言語処理系の研究開発。
- 厳密にデータ型式をチェックできるアセンブリ言語(型付アセンブリ言語)等を用いた安全性が保証されたOS核の研究開発等。また研究結果を取り入れた安全なアプリケーションの構築とその普及。